格安スマホでゲームは遊べる?
ガラケーからスマホ時代になって格段に進化したゲーム機能ですが、
電話、SNS、インターネット以上にスマホゲームを楽しまれている方も多いのではないでしょうか?
スマートフォンの性能が向上するに従ってスマホゲームの人気もアップしています。
CPUスペックが高くなり、負荷の大きいゲームでもスマホで遊べるようになりましたし、
グラフィックもゲーム機に劣らぬほど綺麗になっています。
このようにスマホゲームの進化は年々進んでいますが、格安スマホでハイレベルなスマホゲームを楽しむことはできるのでしょうか?
そこで今日の記事では、格安スマホでもスマホゲームを快適に楽しめるのか?どういったスペックの格安スマホがゲーム向きなのかなど考察していきます。
□格安スマホにはハイスペックモデルも存在します
格安スマホはその名の通り本体価格が安いのでスペックも相応に低いのでは?とお考えの方も多いのではないでしょうか?
確かに「格安スマホ」というだけあり、初心者向けの性能が低いエントリーモデルが多いのは事実です。
しかし、格安スマホの中にもハイスペックなスマートフォンを販売しているMVNOがあります。
MVNOとは、docomo、au、softbankといった大手キャリアから回線を借り、格安料金でサービスを提供している事業者のことです。
MVNO各社では格安スマホ、格安SIMを提供しているのですが、格安スマホ端末のみ販売しているところは殆どありません。
格安SIMを一緒に販売することによって、端末価格を安く抑えることができるのです。
お得にスマホゲームを楽しみたいなら格安スマホ×格安SIMの組み合わせ
スマホゲームでネックになるのはデータ通信量の消費です。
オンラインゲームに熱中するあまり、通信速度制限がかかってしまったという経験がおありの方もいるのではないでしょうか?
データ通信量を気にせずにスマホゲームを楽しみたいなら、10GBなど大容量プランを選択する必要がありますが、
大手キャリアでは月額料金が非常に高額になってしまうのが悩みどころです。
しかし、格安SIMならば大容量プランでも大手キャリアとは比較にならぬほどの低料金で提供しています。
通信速度制限、料金を気にすることなく、スマホゲームを存分に楽しみたいという方は、格安SIMの利用を考えて見るのもよいでしょう。
ただし、大手キャリアと同様に格安SIMもデータ容量を使い切ってしまうと低速データ通信へと切り替わります。
低速通信の速さは200~500Kbps程度になっており、アプリのダウンロード、スマホゲームの読み込みなどで時間がかかってしまいます。
どのぐらいデータ通信量がスマホゲームを楽しむために必要なのかあらかじめ把握しておいて、使用量を超えるデータ容量で契約するようにしてくださいね。
大手キャリアのスマホを使う場合は注意!
これまで使っていたスマホのCPUがハイスペックならば、格安SIMのみ契約して使用するのも良いでしょう。
しかし、大手キャリアのスマートフォンを使いたい場合は、SIMロック解除を事前にしておくことをお勧めします。また、スマホのバッテリー寿命にはご注意ください。
スマホゲームはスマホのバッテリー、CPUに負担がかかりやすいので、バッテリー消費が早まることがあります。
スマホゲームを楽しむなら最低限おさえたい格安スマホのスペックは?
ゲームの中でも近年、特に人気の高いFPS(ファーストパーソン・シューティング)は高グラフィックの動作性が必要とされます。
そのため、こういったゲームにはハイスペックのスマートフォンは必須になります。
高スペックなスマートフォンは動作がスムーズですし、リアルタイムでの操作性においても優れています。
ゲームに特化したスマートフォンは「ゲーミングスマホ」とも呼ばれており、高速CPUと大容量RAMを搭載しているのが特徴です。
ゲーミングスマホは映像が滑らかに動きますし、立体音響を採用、ゲームの世界に直接入り込んだようなリアルな感覚を得られるよう作られています。
スマホゲームを本気で楽しみたいならば、ゲーミングスマホを購入するのも良いかもしれませんね。
また、iPhoneシリーズもハイエンドなCPUを搭載していますので、スマホゲームには向いています。
ゲームを快適に楽しむため必要なスマホのスペックは?
ここからはスマホゲームを快適に楽しむため最低限必要となるスマートフォンのスペックについて解説します。
下記のスペックをクリアしていたら、格安スマホでもスマホゲームをストレスなく楽しめるはずです。
□CPU……Snapdragon660(Android)、A12 Bionic(iOS)
パソコンでもスマートフォンでも最も大事なのは、その頭脳であるCPUです。
AndroidならばSnapdragon660以上、iOSならばA12 Bionicを選んでおけば問題はないでしょう。
Androidの場合はSnapdragonの後ろの数字に注目してください。この数字が大きければ大きいほど高性能となります。
また、CPUの動作周波数も数字が大きければ大きいほど計算能力に優れて高性能となります。
Snapdragon450はエントリーモデルで630だとミドルレンジなため、スマホゲームを楽しむには660は欲しいところです。
CPUは年々進化していますが、Androidスマートフォンには廉価版もありますので、最新モデルがハイスペックであると一概には言えません。
ですから、Androidスマホの新モデルであってもスペック詳細は必ずチェックしておきましょう。
□RAM(メモリ)……3GB以上
メモリは作業スペース(作業机)にあたり、数字が大きいほどサクサクと動きます。
「リネージュ」や「荒野行動」などのゲームを楽しむには最低でも3GBは欲しいところ。
最近ではパソコン並みの6GBを搭載しているハイスペックモデルもあり、FPSで使うとその差が体感できるはずです。
□ROM(ストレージ)……32GB以上
書き換え可能な保存領域のことで、ROMの数値が大きければたくさんのデータを保存できます。
ゲームによっては1GB以上のデータ容量が必要なものもあるため、たくさんのゲームを楽しみたいのであれば大容量のROMを搭載したモデルがいいです。
Androidでは、SDカードを入れ替えればROMの容量を簡単にアップできるものもありますが、iPhoneではROMの変更はできないため、購入するときには容量の大きいものを選ぶといいでしょう。
□画面サイズ……6インチ以上
画面サイズは大きいほうがゲームの迫力や没入感が違ってきます。画面の解像度も、HDより高精緻なフルHDが理想です。
□バッテリー容量……3,000mAh以上
スマホゲームはバッテリーを消耗しやすいので、ゲームをしすぎてバッテリー切れにならないためにも、大容量のバッテリーを搭載したスマートフォンを選んだ方が安心です。