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2022.10.23

ワイヤレス充電器のメリットとデメリットについて詳しくご紹介します!

ワイヤレス充電器のメリットとデメリットについて詳しくご紹介します!

ワイヤレス充電器のメリットとデメリットについて詳しくご紹介します!

近年、ワイヤレス充電器という無線タイプの充電器が人気を集めています。

しかし、ワイヤレス充電器についてあまり詳しく知らないという方は多いでしょう。
そこで今回は、ワイヤレス充電の仕組みと、ワイヤレス充電器のメリット・デメリット、そしてワイヤレス充電器を選ぶ際のポイントについてご紹介します。

ワイヤレス充電方式の種類と仕組み

まずは、ワイヤレス充電の仕組みを解説する前に、ワイヤレス充電方式の代表的な種類についてご紹介します。

電磁誘導方式

電磁誘導方式は、電磁誘導の原理を用いた方式です。
具体的には、送電側と受電側との間に電磁波を発生させて充電します。
また、コンパクトかつ低コストで実現可能です。

磁界共鳴方式

磁界共鳴方式は、直接触れ合うことなく電力を伝送できる方式です。
具体的には、同じ共振周波数を持つ共振器を磁界共鳴させることにより、電力を発生させて充電します。

電界結合方式

電界結合方式は、送電側と受電側の電極に高周波を流し、近付いた際に電界を介して電気を伝送する方式です。
伝送距離は短いですが、電磁誘導方式に比べてより安価で軽量なワイヤレス充電システムが実現できると言われています。

このように、ワイヤレス充電方式にはさまざまな種類がありますが、一般的に販売されているワイヤレス充電器には、主に電磁誘導方式が用いられています。

そして、スマートフォンやタブレットなどのワイヤレス充電は、以下のような手順で行われています。

・まず、送電側のコイルから信号が伝送され、受電側のコイルを検知する
・受電側のコイルが検出されたら、送電側のコイルに電気が流れる
・これにより、電磁誘導が始まり、受電する側のコイルにも電気が流れる
・こうして電気が流れることで、電磁波を発生させ、バッテリーへと供給する

上記の手順のように、ワイヤレス充電は、コイル同士を近付けることで発生するという電磁誘導の原理を活用しています。

ワイヤレス充電器のメリット

続いて、ワイヤレス充電器にはどのようなメリットがあるのかについてご紹介します。

1つ目は、接続端子の形を気にすることなく充電できることです。
有線タイプの充電器は、ケーブルを接続するデバイスによって接続端子が異なります。
そのため、有線タイプの充電器で充電する際には、接続端子を気にする必要があります。

しかし、ワイヤレス充電器は、対応している機種のデバイスであれば、接続端子にかかわらずどの端末でも充電できます。

2つ目は、置くだけで簡単に充電できることです。
有線タイプの充電器は、デバイスに接続することで、充電可能な状態となります。
それに対して、ワイヤレス充電器は、その上に置くだけで簡単に充電可能な状態となります。

3つ目は、有線タイプの充電器のケーブルが断線するのを防げることです。
有線タイプの充電器は、使用しているうちに、徐々に劣化していくため、ケーブル部分が切れてしまうことがあります。
その場合、新しい充電器に買い替える必要が出てきます。

一方で、ワイヤレス充電器はそもそもケーブルが存在しないため、ケーブルが断線することを防げるのです。

ワイヤレス充電器のデメリット

このように、複数のメリットがあるワイヤレス充電器ですが、デメリットはあるのでしょうか。
そこで次は、ワイヤレス充電器のデメリットについてみていきましょう。

1つ目は、充電に時間がかかってしまうことです。
上述したように、ワイヤレス充電器は、電磁誘導の原理を活用した充電方式です。
そのため、有線タイプの充電器に比べて、電気のロスが発生しやすく、充電により多くの時間を要してしまうというデメリットがあります。

2つ目は、充電中は操作がしにくいことです。
ワイヤレス充電器は、充電中はずっとその上に置いておく必要があるため、充電しながらの操作は難しいというデメリットがあります。

また、ワイヤレス充電器は、充電する場所が固定されてしまうため、有線タイプの充電器のように、ケーブルを伸ばせる範囲内での遠隔操作がしにくくなっています。

3つ目は、スマートフォンのケースの厚みにより充電が妨げられる可能性があることです。
スマートフォンのケースが厚すぎると、スマートフォンの中に内蔵されている受電側のコイルが反応しにくくなってしまいます。
受電する側のコイルが反応しないと、送電側のコイルから流れる電気が届かないため、ワイヤレス充電を行えません。
そのため、ワイヤレス充電を難なく行うには、なるべく薄めのスマートフォンケースを選ぶと良いでしょう。

ワイヤレス充電器を選ぶ際のポイント

ここまで、ワイヤレス充電器のメリットとデメリットについてお伝えしました。
メリットだけでなく、デメリットも押さえた上で、ワイヤレス充電器を選ぶかどうか検討したいものです。
それでは次に、ワイヤレス充電器を選ぶ際のポイントについてご紹介します。

第一に、ワイヤレス充電器を利用するシーンをイメージすることです。
ワイヤレス充電器を利用するシーンを具体的にイメージすることで、より適した充電器を選べます。

例えば、以下のような利用シーンが考えられます。

・デスクの上での利用
・外出先での利用
・車の中での利用

デスクの上で利用する場合は、限られたスペースで利用できるように、小さめのサイズのものを選ぶと良いでしょう。
また、外出先での利用であれば、持ち運べるタイプのワイヤレス充電器が最適です。
そして、車の中で利用する場合は、設置場所に応じた大きさや形のワイヤレス充電器を選ぶことが大切です。

第二に、複数台のデバイスの充電に対応しているかどうかを確認することです。
複数のデバイスを同時に充電したいとお考えであれば、複数台のデバイスの充電に対応しているワイヤレス充電器を選ぶ必要があります。

そのため、充電したいデバイスが複数ある場合は、複数台のデバイスの充電に対応しているかどうかをしっかりと確認しましょう。

第三に、コイルの位置や数を確認することです。
上述している通り、一般的なワイヤレス充電器は、電磁誘導の原理を活用した充電方式です。
この電磁を誘導する方式では、充電器に内蔵されているコイルに電気を流して電磁波を発生させ、それを受電側となるデバイスのコイルが電力に変換して充電が始まります。

そのため、ワイヤレス充電器とデバイスのコイルの位置を一致させる必要があります。
ワイヤレス充電器のコイルの数が多ければ多いほど、充電面積が広くなるため、より効率的に充電できるでしょう。

第四に、「Qi」規格であるかどうかを確認することです。
「Qi」とは、ワイヤレス充電の国際標準規格のことです。

また、読み方は、「チー」と読みます。
世界中にある大多数の企業では、ワイヤレス充電器にこの規格を採用しているため、ワイヤレス充電器を選ぶ際は、「Qi」規格のものを選ぶのが良いでしょう。

当社では、「Qi」規格のワイヤレス充電器を販売しています。
また、充電器のデザインも自分好みのデザインにできるため、オリジナルのワイヤレス充電器が欲しいという方は、お気軽に当社にご相談ください。

まとめ

ワイヤレス充電器は、種類によって付いている機能が違っていたり大きさや形がさまざまだったりするため、自分の用途に合ったものを選ぶようにしましょう。
当社では、多数かつさまざまなタイプのワイヤレス充電器を取り揃えています。
オリジナルのワイヤレス充電器をお求めの方は、ぜひ当社までお問い合わせください。

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