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2022.10.13

アイフォン値上げの理由とは?値上げ後の価格もご紹介!

アイフォン値上げの理由とは?値上げ後の価格もご紹介!

アイフォン値上げの理由とは?値上げ後の価格もご紹介!

「アイフォンが値上げされて困っている」
「値上げに対してどのような対策をとるべきかわからない」
このようにお悩みの方は多いでしょう。
そこでこの記事では、なぜアイフォンが値上げされたのか、どのような対策をすれば良いのかを中心に解説していきます。

アップルがアイフォンを値上げした理由とは?

アップルがアイフォンを値上げした理由とは何なのでしょうか。
結論から申し上げますと、ドル高・円安の影響によってアップルが計画していた収益を確保するのが難しくなったからです。
ここではアイフォンの値上げに踏み切った理由をもう少し詳しく解説していきます。

2022年7月1日、アップルは日本で発売しているアイフォンをはじめとした主要製品を一斉に値上げしました。
これはドル高・円安の進行が原因です。
実際、2022年の初めから7月までで、円はドルに対して16パーセントほど価値が下落しました。

他の主要先進国の通貨と比較しても、円の価値の低下率は大きいです。
ドル高・円安が進行すると具体的にどのような影響があるのでしょうか。
これを理解するためには円安について知っておく必要があります。

円安とは、海外の通貨と比較したときに円の価値が下がることをいいます。
例えば、今まで1ドル100円だったのが1ドル110円になったと想定しましょう。

そうなると、これまで100円で買えていたものが110円払わなければならなくなります。
これはつまり円の価値が下がったことを意味し、この現象を円安と呼ぶのです。
ちなみに逆に円の価値が上がることは円高といいます。

円安や円高は国を超えた取引の際には大きな影響があります。
円安の状況では、同じ製品を同じ量だけ輸入しようとするとより高いお金が必要になります。
先ほどの例を当てはめると、100ドル分の製品を輸入するのに以前までは10000円でよかったのに、円安が進むと11000円かかるようになってしまうということですね。

アップルはアメリカの会社ですから、この現象の逆が言えます。
つまり、これまでは10000円の製品を買ってもらうと100ドル分の収益を上げられていたのに、円安が進むことによって91ドル分しか収益がなくなってしまうのです。

円安が進むと日本から見て輸入は有利ですが、輸出は不利になってしまうということですね。
このような背景から、アップルは製品の値上げをするしかなくなってしまいました。

改定後のアイフォンの価格について解説します!

アイフォンが値上げされることになった原因を解説しました。
しかし、実際はどれくらい値上げされたのでしょうか。
主な製品の値上げ分を以下にまとめます。
それぞれのアイフォンのスペックによって値上げ幅が異なりますので、注意してください。

・iPhone11の値上げ幅は11000円~12000円
・iPhone12 miniの値上げ幅は18000円~22000円
・iPhone12の値上げ幅は16000円~20000円
・iPhone SEの値上げ幅は5000円~8000円
・iPhone13 miniの値上げ幅は13000円~22000円
・iPhone13の値上げ幅は19000円~28000円
・iPhone13 Proの値上げ幅は22000円~31000円
・iPhone13 Pro Maxの値上げ幅は25000円~34000円

こう見ると、結構な値上げ幅ですよね。
それだけ最近の円安の進行具合が急激だと言えます。

さらにここで気になるのがiPhone14の値段ではないでしょうか。
今後のドル円相場にもよりますが、今年の秋に発売予定のiPhone14の価格も円安の状況を考慮した価格になると予想されています。

値上げされることによってネガティブなイメージが広がりましたが、そもそもアイフォンに限らず、ハイエンドスマートフォンの価格は年々値上がりしています。
ハイエンドスマートフォンとは、その時点での最上級スペックを持った分類に入る製品です。

競争が激化していることに加え、原材料を手に入れるのにコストがかかってしまうことによる生産や流通の混乱が原因です。
最も不安視されているのが原材料の1つである半導体の不足です。
今後も競争が続く限り、ハイエンドスマートフォンの価格の上昇傾向は続くことでしょう。

ではこの値上げに対して私たちができる対策は何なのでしょうか。
おすすめの対策を3つご紹介します。

1つ目は、型落ちや中古モデルを活用する方法です。
スマートフォンを利用していて、最新の性能が求められることは多くありません。
多くの方が従来のスマートフォンで事足りるでしょう。
近年のスマートフォンの機能は成熟しており、最新機種である必要性は低いです。

2つ目は、スマートフォンをレンタルする方法です。
レンタルは、少額のレンタル費用で利用できるため、導入コストを抑えられて便利です。
ただし、長期的に利用するとトータルの費用が購入する場合と比べて高くなってしまうので注意しましょう。

3つ目は、BYODを利用する方法です。
会社の業務でもスマートフォンを利用する方はこの方法がおすすめです。
これは「Bring Your Own Device」の略称で、社員の個人所有のスマートフォンを業務にも利用することです。

企業にとっては端末を導入するコストを削減できるメリットがありますが、セキュリティ面でのデメリットもあります。
セキュリティでの問題を起こさないためにも、対策を行ってから導入した方が良いでしょう。

世界的に見ると日本は割安だった?

今回の改定による値上げ幅が非常に大きいと思った方は多いでしょう。
確かに大きく値上げされましたが、元々日本で発売されているアイフォンが割安だったという考え方もあります。
調査会社であるMM総研は、値上げ前の6月に日本やアメリカ、中国やタイなどの34の国と地域を対象にアップル製品の販売価格を調査しました。

そうすると、なんと日本で発売されている商品の平均価格は、他の国の平均価格と比較して約2万7000円安いことがわかったのです。
例えば、iPhone13モデルで比較すると、国内での販売価格が9万8800円で最も安かったのに対して、日本以外の平均販売価格が12万6000円でした。

つまり、日本での割安感がここにきて調整されたとも言えますね。
この価格調整に伴って利用が増えたのが、中古アイフォンです。

中古スマートフォンのオンライン販売を行っている会社によると、アイフォンの値上げに伴って売り上げが4倍近くに増えたようです。
特に2万円から3万円で販売されているiPhone8の売れ行きが良いそうです。

アイフォンユーザーの悲痛な声をご紹介

今回の値上げについて、アイフォンユーザーがどのように思っているのかをご紹介します。
アイフォンの値上げの衝撃は大きく、「もう買えない」「値上げをするなら給料も上げて」という声が多く上がりました。

他にも「アイフォンを近々買い替えようと思っていたけれど、値上げしたせいで買い替えができない」「買い替える時期を見誤って、タイミングを逃した」「貧乏人には買えない高級品になってしまった」「円安でどんどん物の値段が上がっている」という声も相次ぎました。

まとめ

アップルがアイフォンの価格を値上げした理由を解説しました。
アイフォンに限らず、円安が進む今の状況では多くの商品が値上げされていきますよね。
値上げに対してできる対策でご紹介した内容を参考に、値上げに立ち向かっていきましょう。

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