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2022.4.02

同人グッズ制作の注意点 様々な二次創作のガイドライン

同人グッズ制作の注意点 様々な二次創作のガイドライン

同人グッズを作る際には注意、著作権侵害

誰しも、子供の頃に大好きなアニメや漫画の登場人物の絵を描いたことがあるのではないでしょうか?
しかし、既存の作品のキャラクターの絵を描くという行為は厳密には「二次創作」となりますので、
注意が必要になります。
今や子供が描いた絵でもインターネットを通じて世界に拡散される時代ですから、
無邪気に描いたものでも思わぬところから「著作権侵害だ」などと炎上する可能性があります。
しかし、著作権侵害とは親告罪ですから著作権を持つ人が相手を訴えることによって初めて罪に問われます。
そのため、単に作品のファンの子供が描くだけの行為が訴えられることなどは考えにくいのですが、
厳密には著作権を侵害する可能性はある、ということになります。

過去に著作権侵害で訴えられた例は?

二次創作活動はファン同士の交流が活発になる、作品への愛情を持ったファンが増えるなど、著作権者にとってメリットもありますので、
黙認されていることも多いのですが、過去には法的に訴えられてしまった例もあります。
コナミが原作のイメージを著しく損なうとして、アダルトな同人作品の制作者を訴えて200万円以上の賠償金が発生したり、
ドラえもんの最終回を自作した同人誌が著作権侵害として訴えられたりと、
二次創作にはこうしたリスクもあることは覚えておきましょう。

アダルト作品でなくても二次創作には注意が必要

既存の作品のイメージを損なうアダルトな同人作品が訴えられるのは分かりやすい例ですが、
クオリティが高すぎて公式グッズと間違えられてしまうことによって、
頒布や販売が禁止されてしまったという例もあります。
こうしたグッズが売れてしまうと、公式グッズが売れにくくなってしまいますので、
明らかに著作権者に実害を与えることとなりますので注意しましょう。

■海賊版のグッズはなぜいけないか?
有名アーティストのCDの海賊版が安く売られていたり、公式グッズに負けないクオリティの二次創作グッズが安価で手に入るのは、
ファンにとっては喜ばしいことにも思えますが、なぜいけないのでしょうか?
こうした海賊版、同人グッズが売れて公式グッズが売れなくなると、原作者にお金が入らなくなりますので、
最悪の場合は次作が製作できないといった事態に陥ることもあります。
ファンならばやはり海賊版ではなく、公式グッズを購入するようにしてくださいね。

ガイドラインを設定している主な企業は?

作品、メーカーの中には二次創作活動を推奨していたり、「ここまでなら大丈夫」というルールをガイドラインとして発表しているケースもあります。
著名な作品やメーカーのガイドラインをいくつか挙げていきましょう。

■任天堂
Switchやマリオでおなじみの任天堂は、ニコニコ動画に限って任天堂の著作物、キャラクターを用いた二次創作動画の作成を認めています。
これは「クリエイター奨励プログラム」の一環で、動画のクリエイターが安心して創作活動ができる場を作ろうとするものです。

ニコニコ動画における任天堂の著作物を使用した二次創作動画の作成を、クリエイター奨励プログラムとして許諾しています。

■CAPCOM
カプコンは許諾を得ずに描かれた自社作品のキャラクターは違法であるとしつつも、
ファンの創作活動には理解を示しており、倫理的に問題があったり過度な性的表現、グロ描写などを除いてはクレームを入れることはない、
と公式にアナウンスしています。

ガイドラインを守って健全に二次創作活動を楽しもう

二次創作によるファン活動は、ルールを守れば世界中の同じ作品を持つ仲間もできるなど楽しいものです。
現在、コミックマーケットをはじめとする同人イベントも活発ですが、
企業が二次創作活動を黙認、推奨している場合でも作品に対するリスペクトを持って、
許諾を得ない、マナーの悪い二次創作活動によって著作権者たる原作者に損害を与えないように気をつけてくださいね。

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まとめ

今日の記事では同人グッズを制作する際には覚えておきたい、
様々な二次創作のガイドラインについて詳しく解説しました。
コミケへの出展、同人イベントへの参加など二次創作活動は非常に楽しいものですが、
著作権侵害とならないようガイドラインを守って健全に楽しんでくださいね!

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